科研「世界民俗学」プロジェクト
世界民俗学研究センターでは、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究B)による研究プロジェクト「対覇権主義的学問ネットワークとしての『世界民俗学』構築へ向けた基盤的研究」に取り組んでいます。
研究プロジェクトの概要は、以下のとおりです。
【概要】
本研究は、アメリカ・イギリス・フランスが頂点として君臨する「知の覇権主義的構造」とは異質の、世界中のすべての地域の民俗学が対等な関係で連携、協働することを理想とした「対覇権主義的(counter-hegemonic)な学問ネットワークとしての『世界民俗学』」を構築することを目的とする。
そのための方法として、「知の覇権主義」とは異なる次元で個性的な民俗学が展開されている中国、韓国、台湾、インド、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、アイルランド、ブラジルを対象に、それぞれの民俗学の特性とそれをふまえた世界連携の可能性について、実態調査と共同討議を実施する。
【研究期間】
2020年4月~2025年3月
【研究組織】
島村恭則(研究代表者):関西学院大学教授
桑山敬己:関西学院大学教授
山 泰幸:関西学院大学教授
岩本通弥:東京大学教授
周 星:神奈川大学教授
【第1回国際シンポジウム】「中国と日本の現代民俗学」2020.7.25 オンライン開催
現代東アジア諸国の民俗学では、「日常」研究としての民俗学というスタンスが広がってきている。本シンポジウムでは、特に中国と日本における現代民俗学の新たな方向性と課題について議論する。
共催:中国華東師範大学民俗学研究所
日本関西学院大学民俗学研究センター
開催日時:2020年7月25日(土曜日)
13:00-16:00
因应现代社会的全面发展,东亚各国的民俗学相继出现了进一步关注当下民众日常生活的新趋向。中国和日本的民俗学在这些方面均有值得关注的新发展,同时也都面临一些新的问题,诸如传统的学科理念、范式、方法与课题意识,如何才能够顺利地实现转型等。面对高度复杂的现代社会,现代民俗学可以有哪些作为?本次小型的网络视频国际会议,旨在延请中日两国现代民俗学的前沿学者相互交流,共同探讨现代民俗学的发展方向。
中国华东师范大学民俗学研究所
日本关西学院大学世界民俗研究中心(“建构反霸权的世界民俗学”课题组)
联合举办
2020年7月25日(星期六)
13:00-17:50
主持暨召集人:
徐赣丽(华东师范大学民俗学研究所所长、教授)
周 星(神奈川大学国际日本学部历史民俗学科教授)
与会者名单:
岛村恭则(日本关西学院大学社会学系 教授)
桑山敬己(日本关西学院大学社会学系 教授)
周 星(神奈川大学国际日本学部历史民俗学科 教授)
田村和彦(日本福冈大学人文学部 教授)
唐忠毛(华东师范大学学报编辑部,华东师范大学民俗学研究所教授)
高丙中(北京大学社会学系,教授)
李向振(武汉大学社会学院 副教授)
邓苗(北京大学社会学系 博士后)
中村贵(华东师范大学民俗学研究所 副教授)
徐赣丽(华东师范大学民俗学研究所 教授)